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ワイルドウイリー2の不安定な挙動を生んでいる原因のひとつにのフロント周りの構造があると思う。
曖昧な剛性感を生み出していると言う点ではワイルドウイリー2の味付けに一役かっているとも言えるのであるが、
ここを改善するだけで直進性とレスポンスが大幅に良くなったりする。
追記:現状のキットではファームキングにこの構造が採用されています。
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−ノーマルのフロント周り−
Cハブの中に上下2分割の小型のCハブが入る。
よってキングピンも2本あるという謎の構成。
全てのはめ合い公差が緩めなのでフロント周りは
あらゆる方向にガタガタなのだ。
更にナックルも車重に似合わず華奢なので
グイグイやると変形してしまう。
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−改善後のフロント周り−
TL01/M03系をご存知の方なら今更ですが、
ワイルドウイリー2ファンはRCマニアの方ばかりではないので
詳しく説明しておきます。
Cハブの中のE2,E6パーツと標準ナックルを取り除き、
ワイルドウイリー2では不要部品扱いであるB9パーツ
(4WD用のフロントアップライト)を組み込んでいます。
はめ合い箇所が減る上に、剛性も高いので
車のダイレクト感が明らかに向上します。
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改造の注意点として、フロントアップライト内に収まるアクスルシャフトが必要になること。
これはMA10パーツのホイールアクスル(@450)の追加で解決ですが、このシャフトに付くホイールは
駆動側のホイールなので10mmの6角ハブ(Eパーツ@600に付属)と2x10mmシャフトが2本と
リアタイヤ&ホイール(@1350)が別途必要になります。
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OP.523 アルミフロントアップライト(M03/04用)を使うと更に剛性感がアップします。
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タイロッド長さも微妙に変わるので、ファームキングの物をカスタマーに頼むか、
適当なM3の全ネジ棒を買ってきて自作しましょう。
手間の割には効果も高く、個人的にはオススメの改造です。
ただしバギーチャレンジなど、タミヤのイベントに出る際にはノーマルに戻しておきましょう。
RCサッカーなど、ハブ周りに強度が必要な場合には有効な改造です。
壊れやすいEパーツの交換も不要になりますので、
タミヤ以外のイベント時にはぜひ採用しましょう!
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